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「新訂第2版 救急処置スキルブック 下巻」

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■大好評の 「救急処置スキルブック」 を 「新訂第2版」 としてブラッシュアップしました。

★高度化する知識・技術のスキルアップのための実用書!
★「JRC蘇生ガイドライン2020」 「JPTECガイドライン」などの最新版に準拠した最新の内容を収載しています。
★病態を理解する知識,実施できる技術(スキル),適切な判断能力(スキル)の習得に最適です。
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「新訂第2版 救急処置スキルブック 下巻」
ISBN978-4-908980-16-9 c3047
MainTitle:「救急処置スキルブック 下巻」
SubTitle1:「新訂第2版」
総監修 :田中秀治
医学監修:櫻井 勝
責任編集:秋濱裕之,喜熨斗智也,髙橋宏幸,竹内栄一
B5判/458頁
発行年月日:2022年02月25日(新訂第2版 第1刷刷)
価格(税込):6,050円

■はじめに■

1991年(平成3年)に救急救命士がわが国に誕生してから,すでに30年が経過した。過去に67,000人以上の救急救命士が誕生し,院外心肺停止傷病者の1か月生存率は目撃ありの心原性心停止で社会復帰率が17.3%を超えるようになった。また,2021年(令和3年)10月からは,救急救命士法改正に伴い救急救命士に病院内での処置が認められている。 救急救命士の救急救命処置をさらに高度化させるためには,病態を理解する知識,実施できる技術(スキル),現場での適切な判断能力(スキル)をもった救急救命士の養成が必須である。 しかし,病院前救急医療をめぐる社会的環境は30年前とは大きく変化してきた。119番通報時の口頭指導がより重要となり,“#7119”に代表される電話によるトリアージ,救急救命士のフィールドトリアージ,そして病院内におけるトリアージが行われている。また,病院前救急医療も医師によるラピッドカーやドクターカー,ドクターヘリなどが日常になり,119番通報から10分以内で現場到着をめざすなど多様化してきている。さらに災害時におけるDMATやトリアージの問題など大規模災害への対応,大規模イベントのマスギャザリング対応など,救急救命士として必須の知識もますます増えている。 今や救急救命士には法の理解,救急救命士としての技術や医学的な知識のみならず,人を診るための包括的な力,すなわちコミュニケーションスキルを基礎として,リスクマネージメントや安全管理,感染対策などが求められるようになってきている。 複雑化する環境や傷病者における問題を適切に解決するためには,高度なプレホスピタルケアができる医療人が必要とされている証左でもあり,救急救命士の役割はますます重要となる。 本書は年々高まる社会のニーズに基づき,ますます拡大される救急救命士のスキルトレーニングに対応すべく,「JRC蘇生ガイドライン2020」などに準拠して最新の知識にアップグレードした。本書が将来,国を支える救急救命士のための一助となることを切に希望する。
2022年1月 国士舘大学大学院救急システム研究科科長・教授 田中秀治


■目 次■

Ⅰ 章 観察スキル (髙橋宏幸,坂梨秀地)

第 Ⅰ 章 救急救命士法と救急救命処置 (田中秀治)

Action1 救急救命士の量的補充
Action2 救急救命処置範囲の限界
Action3 救急救命士法と救急処置範囲の拡大
Action4 救急救命士法(抄)
Action5 救急救命士法の改正と活動範囲の拡大
Action6 特定行為についての指示要請
1.救急救命士と特定行為のあり方
2.特定行為の流れ
3.特定行為―用語の意義
4.特定行為通信要領―実施要領と現場活動の流れ

第 Ⅱ 章 除細動スキル (喜熨斗智也)

Action1 除細動
1.電気的除細動とは
2.除細動の適応
3.包括的指示下での除細動
Action2 除細動スキル
1.使用資器材
2.心停止の確認
3.除細動実施前の注意点
4.除細動スキル(AEDモード)
Action3 ハイパフォーマンスCPR―多機能型除細動器の特徴
1.機 能
2.ハイパフォーマンスCPRのために

第 Ⅲ 章 アドバンス気道確保スキル (秋濱裕之,喜熨斗智也)

Action1 声門上気道デバイススキル① 喉頭周囲にカフを当てるタイプ
1.ラリンゲアルマスク(LM)スキル
2.アイジェルスキル
Action2 声門上気道デバイススキル② 食道を閉鎖するタイプ
1.ラリンゲルチューブ(LT)スキル
2.スミウェイWB(WBチューブ)スキル
3.ツーウエイチューブ(コンビチューブ)スキル

第ⅠⅤ章 気管挿管スキル (秋濱裕之,喜熨斗智也)

Action1 気管挿管
1.目 的
2.適応と適応外
3.気管挿管困難症への対応
4.呼気二酸化炭素モニター(ETCO2モニター)による確認
Action2 トラブルシューティング
1.合併症
Action3 気管挿管基本(準備)スキル
1.気管挿管実施のための基本(準備)スキル
Action4 気管挿管スキル
1.気管内チューブ挿入後の確認
2.気管内チューブの固定
3.気管挿管後の人工呼吸管理
4.気管挿管スキル
5.気管吸引スキル

第 Ⅴ 章 静脈路確保スキル (秋濱裕之,喜熨斗智也)

Action1 静脈路確保
1.目 的
2.適 応
3.効 果
4.合併症
5.留意事項
6.静脈穿刺後のトラブルシューティング
7.静脈路確保後の確認要領
Action2 静脈路確保と静脈穿刺
1.救急救命士が使用できる穿刺血管
2.静脈穿刺処置上の注意事項(禁忌含む)
3.静脈路確保に必要な資器材
Action3 静脈路確保スキル
Action4 生体への静脈穿刺スキル

第ⅤⅠ章 薬剤投与スキル (秋濱裕之,徳永尊彦,田中秀治,喜熨斗智也)

Action1 薬剤投与
1.目 的
2.対象者と適応
3.注意点
4.薬剤投与プロトコル
Action2 薬剤投与スキル―アドレナリン投与(自己注射は除く)
1.目 的
2.対象者と適応
3.合併症
4.使用資器材
5.実施要領―アドレナリン投与スキル
6.実施要領―シリンジによる後押し要領スキル
7.実施要領―プラネクター操作要領スキル
Action3 薬剤投与スキル―エピペン投与(自己注射用アドレナリン)
1.目 的
2.対象者と適応
3.使用方法(エピペントレーナーを使用の場合)
4.注意点
5.学校との協力関係
Action4 心肺機能停止前の薬剤投与に対する家族へのインフォームドコンセントスキル
Action5 MC医師への的確な情報伝達と指示要請スキル
Action6 心肺機能停止前の静脈路確保および輸液スキル
1.基本的な事項
2.対象者と適応
3.留意点
4.心肺機能停止前の静脈路確保および輸液プロトコル
5.クラッシュ(圧挫)症候群の病態
6.実施要領―クラッシュ症候群
7.実施要領―循環血液量減少性ショック
Action7 血糖測定およびブドウ糖溶液投与スキル
1.基本的な事項
2.対象者と適応
3.注意点
4.留意点
5.血糖測定およびブドウ糖溶液投与プロトコル
6.実施要領―血糖測定スキル
7.測定値に変化を与える因子:重要
8.実施要領―ブドウ糖溶液投与スキル
9.実施要領―エア抜き要領スキル
Future1 今後期待される救急救命処置
1.骨髄路確保スキル
2.胸腔穿刺スキル
3.重症喘息発作時の治療薬吸入スキル
4.体外式(経皮)ペーシングスキル
Furer2 今後救急救命士に必要とされる輸液剤・薬剤
1.内服・舌下薬・吸入薬・座薬
2.静脈内投与薬

第ⅤⅡ章 特殊疾患対応スキル (田中秀治,坂梨秀地)

Action1 中毒傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.中毒の病態
3.観察の手順とポイン
4.処置のポイン
Action2 胸腔内減圧スキル
1.胸腔内圧亢進の病態
2.観察の手順とポイント
3.処置のポイント
Action3 熱傷(やけど)傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.熱傷(やけど)の病態
3.観察の手順とポイント
4.処置のポイント
Action4 熱中症傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.熱中症の病態
3.観察の手順とポイント
4.重症度による分類
5.処置のポイント
Action5 低体温症傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.低体温症の病態
3.観察の手順とポイント
4.処置のポイント
Action6 溺水傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.溺水の病態
3.観察の手順とポイント
4.処置のポイント
Action7 放射線事故傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.放射線被ばくの病態
3.放射線への対応
4.観察・処置の手順とポイント
Action8 化学損傷傷病者対応スキル
1.発生頻度1
2.化学損傷の病態
3.観察の手順とポイント
4.処置のポイント
Action9 電撃傷傷病者対応スキル
1.発生頻度
2.電撃傷の病態
3.観察の手順とポイント
4.処置のポイント
Action10 刺咬症(傷)傷病者対応スキル
1.刺咬傷の種類と病態
2.観察・処置の手順とポイント
Action11 特別環境障害(高山病・減圧障害・凍傷)傷病者対応スキル
【1】高山病
1.発生頻度
2.高山病の病態
3.観察の手順とポイント
4.処置のポイント
【2】減圧障害
1.減圧障害の病態
2.観察の手順とポイント
3.処置のポイント
【3】凍傷
1.凍傷の病態
2.観察の手順とポイント
3.処置のポイント

第ⅤⅢ章 多発外傷管理スキル (関根和弘,津波古 憲)

Action1 外傷現場活動の理解
Action2 外傷現場活動の手順
1.状況評価スキル
2.初期評価スキル
3.全身観察スキル
4.救急車内の活動スキル
5.車外救出スキル
6.応急処置スキル
7.搬送上の注意と医療機関との連携スキル

第ⅠⅩ章 多数傷病者管理スキル (関根和弘,山藤伸雄)

Action1 集団災害の定義
1.災害の種別
Action2 救急医療と集団災害の違い
1.CSCA
2.TTT
Action3 現場救護所の設置
Action4 DMAT

第 Ⅹ 章 リスクマネージメントと安全管理スキル (西園与之,月ヶ瀬和利)

Action1 安全管理とは
Action2 救急隊におけるリスクマネージメント
1.覚知・出場時のリスクマネージメント
2.傷病者対応スキル
3.搬送・搬入スキル
4.医療機関引き継ぎスキル
Action3 救急隊員のストレスマネージメント
1.ストレスとは
2.救急隊員のストレス
Action4 救急隊員のセルフケアスキル
1.ストレスの知識をもつ
2.ストレスの認識(気づき,早期発見)
3.問題解決法
Action5 救急隊員の生涯教育スキル
1.救急救命士資格
2.生涯教育スキル
3.現場教育スキル

第ⅩⅠ章 コミュニケーションスキル (吉川文隆,月ヶ瀬和利)

Action1 コミュニケーションの基本方法と評価
1.コミュニケーションの定義
2.コミュニケーションの種類
3.コミュニケーションの阻害因子
4.コミュニケーション対応上の注意点
5.コミュニケーションツール
Action2 傷病者とのコミュニケーションスキル
Action3 傷病者の家族とのコミュニケーションスキル
Action4 医師・看護師とのコミュニケーションスキル
Action5 同僚とのコミュニケーションスキル
Action6 精神疾患傷病者とのコミュニケーションスキル
Action7 小児傷病者とのコミュニケーションスキル
Action8 高齢傷病者とのコミュニケーションスキル
Action9 妊産婦とのコミュニケーションスキル
Action10 特殊な傷病者とのコミュニケーションスキル

第ⅩⅡ章 感染管理スキル (夏目美樹)

Action1 標準予防策と感染伝播の予防
1.標準予防策とは
Action2 救急活動で理解しておきたい感染症
1.結 核
2.肝 炎
3.後天性免疫不全症候群(Acquired Immune Deficiency Syndrome:AIDS)
4.薬剤耐性感染症
5.インフルエンザ
6.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
Action3 救急隊の感染管理スキル
1.標準予防策
2.感染性医療廃棄物の取り扱い
Action4 救急活動に必要な消毒と滅菌スキル
1.消毒と滅菌
Action5 現場における針刺し事故と対応スキル
1.針刺し事故対策
2.針刺し事故への対応

第ⅩⅢ章 病院内での実習スキル (塩津正己,北原 学)

Action1 病院愛実習に挑む心得
1.病院内実習(臨地実習)指導体制の現場
2.実習生として学ぶ姿勢
Action2 ERでの診療の流れ
1.初療室やERでの診療の流れ
2.診察および治療処置の流れ
Action3 体験型実習を成功させる
1.救急医療の最前線で学ぶ意義
2.初療室やERにおける学び
3.ICUにおける学び
Action4 医療安全対策
1.医療安全の概念
2.医療事故の種類と報告体制
3.患者の安全・安心
4.医薬品の取り扱い
5.医療機関内での医療廃棄物
Action5 病院内実習におけるコミュニケーションスキル
1.コミュニケーション能力の養成とチーム医療
2.実習担当医師に対するコミュニケーション
3.実習担当看護師に対するコミュニケーション
4.患者に対するコミュニケーション1
5.実習生同士のコミュニケーション
6.他職種間のフィードバック
Action6 死と向きあう

■総監修
田中秀治 国士舘大学大学院救急システム研究科科長・教授
櫻井 勝 国士舘大学大学院救急システム研究科教授
■責任編集(五十音順)
秋濱裕之 明治国際医療大学保健医療学部救急救命学科教授教
喜熨斗智也 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科准教授
髙橋宏幸 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科准教授
竹内栄一 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科准教授
■執筆者 (執筆順)
田中秀治 国士舘大学大学院救急システム研究科科長・教授
喜熨斗智也 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科准教授
秋濱裕之 明治国際医療大学保健医療学部救急救命学科教授
徳永尊彦 一般財団法人救急振興財団救急救命東京研修所教授
坂梨秀地 国士舘大学大学院救急システム研究科助手
関根和弘 京都橘大学健康科学部救急救命学科教授
津波古 憲 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科講師
山藤伸雄 国士舘大学大学院救急システム研究科助手
西園与之 帝京大学福岡医療技術学部医療技術学科准教授
月ヶ瀬和利 株式会社HUMAN ROOTS代表取締役・救急救命士
吉川文隆 国士舘大学防災・救急救助総合研究所
夏目美樹 愛知淑徳大学健康医療科学部スポーツ・健康医科学科准教授
塩津正己 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科非常勤講師
北原 学 国立国際医療研究センター病院救命救急センター・救急科
■編集協力 (五十音順)
井上拓訓 国士舘大学大学院救急システム研究科助手
岩﨑高徳 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科実習助手
坂口恭一 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科実習助手
高橋政博 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科実習助手
沼田浩人 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科教務助手
萩生田順正 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科実習助手
三澤 聡 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科実習助手
柳 聖美 明治国際医療大学保健医療学部救急救命学科助教
山口勝昌 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科実習助手

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